2012年4月26日 (木)

スンガリー新宿東口本店

今回の飲み会は初めてのロシア料理店が会場に選ばれました。筆者は残念ながら所用のため参加できませんでしたので、参加者からの情報を基に記事をまとめました。

JR新宿駅東口を出て山手線沿いに新宿大ガード東交差点を渡って西武新宿駅前通りに入り、新宿プリンスホテルと西武新宿駅を過ぎると、右手の小さな雑居ビル(千代田ビル)に一見してロシア人女性と分かる控えめな看板とロシア語の店名表記がありました。しかしメンバーの一人が気づかず通り過ぎたというほど控えめで目立たない存在です。同じ建物に1階に入る派手な韓国屋台炭火焼き「豚お姉」の影に隠れてしまうからでしょう。山手線なら新宿駅よりも新大久保駅の方が近いこの場所は歌舞伎町なのです。ところでロシア語を読める人はどれだけいるのか筆者はちょっと心配になります。
 
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小さな日本語表記を確認した上で扉を開けて地下1階にあるロシア料理の「スンガリー新宿東口本店」に下りました。
 
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店内はこじんまりして落ち着いた雰囲気があります。歌手加藤登紀子さんの両親が始めた店をハルピン生まれの加藤さんが引き継いだと聞きました。日本人に混じって綺麗な白人女性(ロシア人?)のウエイトレスが日本語で応対してくれます。予約した時間になりましたので「とりあえずビール」で乾杯。ロシアビールは缶ビールだけとのことで急遽ドイツの生ビールに変更しました。これは正解で実にうまいビール。ちなみにレーベンブロイ(獅子醸造所の意)はミュンヘンのビールで、アサヒビールがライセンス生産しています。
 
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到着が遅れていたメンバーが揃ったところで、「黒海の月夜コース」というロマンティックな名前のコース料理が配膳され始めました。黒海沿岸のグルジアやウクライナの料理を集めたスンガリー伝統のものだそうです。まず前菜料理のアボガドとロシア産キャビア・オセトラのカクテルは食欲を増進させる口当たりの良いものです。
 
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次はマリノーブナヤ・ケタ(ロシア式フレッシュサーモンマリネのブリヌイクレープ包み)です。こちらはその材料。
 
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そしてこちらが出来上がり。ロシア料理のイメージとはかけ離れた楽しい料理です。筆者は外見からメキシコのタコスを連想しました。
 
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ここでグルジアの白ワインで乾杯! 飲みやすく美味しいワインです。黒海に面したグルジアの温暖な気候を利用して古くから生産されるワインは世界最古のぶどうワインとされ、あのクレオパトラにも愛されたと伝えられるそうです。
 
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グリヴィー・ヴ・スミターニェ(マッシュルームのつぼ焼きクリーム煮)
 
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そして、いよいよボルシチ(赤かぶと肉野菜の旨みたっぷりスープ)
 
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ピロシキ(挽肉、玉ねぎ、卵のはいったロシア式焼きパン)は思ったよりアッサリめ
 
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メインディッシュはジャルコエ・イズ・チャリャーチヌイ(やわらかい仔牛肉のロシア風ロースト)
 
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テーブルの雰囲気
 
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最後はチャイ(パラジャム、季節のジャムを添えたロシアンティー)
 
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ここで薀蓄を2つ書きましょう。日本ではロシアンティーがジャムを入れて飲む紅茶と思われていますが、これは間違い(勘違い)だそうです。ロシア式のジャムは「ヴァレーニエ」と呼ばれる果物の砂糖煮(長く煮込まない)で、お茶請けにするものなのです。飲み方はヴァレーニエをスプーンで一口食べてお茶を飲み、またヴァレーニエを口に入れるというのが普通であるとのこと。つまりヴァレーニエはイギリスのスコーン、フランスのマドレーヌ、日本の和菓子のような甘いお茶請けの役割を果たしているのです。(鹿島成著「とは知らなんだ」)

こちらはよく知られていることですが、お茶を表わす言葉は世界に「チャ」と「ティ」の2つしかありません。前者は広東語であり、後者は福建語が語源です。日本はチャ系統ですが、チャイも同じくチャ系統でインドやロシア・トルコなどで使われる呼び名です。英語圏のティは中国からインドへ伝わったお茶を発酵させた紅茶の呼称です。

今回の幹事さんは今までの竹輪会でも一二を争うほどの出色の料理だったと思うとコメントしてくれました。スンガリーを出た後は、例によってコーヒーショップでの二次会を経て帰途についたそうです。ちなみに、スンガリーにはこの本店の他にも新宿西口店とラリョーク店(江東区青海のヴィーナスフォート内)があります。

住所: 〒160-0021 東京都新宿区歌舞伎町2-45-6 千代田ビルB1
電話: 03-3209-4937
URLhttp://www.sungari.jp/store_east.php
  

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