グルメ・クッキング

2017年8月19日 (土)

九州料理居酒屋「うみきん」(渋谷店)

前例がないといわれ7月の暑さでバテ気味になったため、8月中旬に予定される飲み会は、エネルギー補給になりそうなバーベキューにすることを思いつきました。ネット検索で知ったあるレストランを下見しましたが、どうもピンとこないため、会場選びは仕切り直しです。そして、考えが及んだ和風の肉料理。全個室の言葉にも惹かれました。臨席から聞こえる声高な会話に悩まされたくないのです。

渋谷駅のハチ公口を出て、今や世界的な名所になったスクランブル交差点を斜めに渡り、道玄坂下交差点から文化村通りを東急百貨店本店方面へ数十m歩いた雑居ビルの4階にこの日の目的地である九州料理居酒屋「うみきん」があります。渋谷駅から約1分の近さ。ちなみに、1階はファミリーマートがあり、2階からは8階までは飲食店が入っています。ちなみに、店名の「うみきん」は漢字で「海鑫」と書くようです。 
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小さな雑居ビルですから、各階にエレベーターホールはなく、エレベーターのドアの先は店内です。受付カウンターの前には居酒屋らしく、日本酒の「獺祭(ださい)」(山口県)、「八海山」(新潟県)、「鍋島」(佐賀県)、「七田(しちだ)」(佐賀県)などが並んでいました。 
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左手にある下足箱に履物を預けるシステムになっていました。
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右手の受付カウンターの脇に長い廊下があり、その両側に個室が10室ほど並んでいます。壁に掛けられた白板には午後6時から午後9時まで10組、計57名の予約が入っていました。人気店のようです。(注、予約者の名前は画像処理で削除) 
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この日の参加者4名分の席が用意されていました。ちなみに、予約したのは3時間飲み放題付全9品の「向陽コース」(3980円+税)であり、卓上ガスコンロとタレが入っていると思われる容器が置かれています。そして、壁際には海鑫(うみきん)限定地酒マップが。 
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雑居ビルを見つけるのに手間取ったメンバーも揃った午後6時過ぎ、「とりあえずビール」で乾杯。元気で再会できたことを互いに祝福。さっそく、料理が配膳されました。 
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「季節の前菜」は居酒屋らしい「キャベツのくし型切り」(上の写真左)で、味噌ダレをつけて食べます。また、「新鮮旬魚の姿造り」(同右)は鯵(あじ)のようですが、切り身の色から尾赤アジ(オアカムロ)かもしれません。
 

「海鑫」の看板を見たメンバーは金という漢字を三つ組み合わせた字に興味を持ったそうです。日常生活で使う漢字の中にも森・轟・品・晶などの例がありますが、私も鑫(きん)の文字は今回初めて知りました。調べると、同じ漢字を2つあるいは3つ組み合わせた漢字は理義字(りぎじ)と呼ぶのだそうです。その例は他にも、毳(ぜい)、蟲(ちゅう)、贔(ひ)、磊(らい)、㐂(き)、淼(びょう)、焱(えん)など多数ありました。 

 

次いで配膳された料理は「黒豚の冷製しゃぶしゃぶサラダ」。さっぱりした「冷しゃぶ」と新鮮でカラフルな「野菜サラダ」の組み合わせは食欲を刺激してくれます。 
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「鶏ささみととろけるチーズのはさみ揚げ」は思わず箸が出る美味しさ 
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午後7時を飲み物はビールから焼酎に変わりました。麦焼酎のオンザロック、イモ焼酎のお湯割りなど。
 

「鮮魚のガーリックテールステーキ」は迫力があります。ナイフとフォークで取り分けるのは大変ですが、見た目と違い脂がのった柔らかい肉でした。4人でも食べきれないボリュームがありました。モヤシとの相性も良いものです。 
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仕事で地方に滞在していたメンバーの近況などに夢中になってしまったようで、迂闊にも「国産牛ハラミの炭火焼」の写真は撮り忘れてしまいました。厚めにスライスされたハラミは内臓肉(モツ)である横隔膜の筋肉ですが、味付けが良くレタスで包めば、癖を感じることなく食べることができました。(注、写真はグルナビから引用) 
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午後7時ころには、周囲の個室も客で埋まったようで、若い声があちこちから聞こえ始めました。個室と言っても、天井付近には壁がないためです。個室に期待し過ぎたようです。
 
メイン料理は「馬肉のすきやき鍋」の材料が配膳されました。大皿に盛られた肉は牛肉のようですが・・。ニンジン、キャベツ、えのき、レタスなどの野菜もたっぷり。ちなみに、右上に少し写るのは「国産牛ハラミの炭火焼」。 
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調理は客が行うようです。普通のすき焼きと同様、脂身を溶かした鍋に肉を入れて両面を軽く焼いたところで、野菜を鍋に入れてタレをたっぷり注ぎました。甘辛い味付けのすき焼きが完成。溶き玉子とともに美味しく食べました。
 

すき焼きを食べ終えた40分後にに、〆のうどんが配膳されました。タレを追加してうどんを温めると、四方から箸が伸びて、あっという間に鍋は空に。 
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デザートはパイナップルとケーキ(注、パイナップルは撮影前に売り切れ) 
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2時間半が経過したところで、今回の飲み会はお開きになりました。飲み放題付のコースメニューですから、一人当り4300円ポッキリで、コストパフォーマンスは良いものでした。事前には品数の多さを心配していましたが、前菜からメインまでいずれも食べやすい料理ばかりで、「ガーリックテールステーキ」と「キャベツの櫛切り」が少し残っただけ完食です。幹事として安堵しました。
 

午後9時近くの渋谷駅周辺は夕方よりも若者たちと外国人が増えたようで、歩道は歩くのもままならない状態に。その雑踏をなんとか抜けて、渋谷駅へ向かいました。
 
 

住所: 〒150-0042 東京都渋谷区宇田川町26-4 Lu82ビル4F

電話: 050-3469-6433

URL: https://r.gnavi.co.jp/dmn9uyc70000/

2017年5月20日 (土)

神保町のタイ料理店「ムアン・タイ・なべ」

神保町駅で下車、岩波ホールで知られる岩波神保町ビルにあるA6出入口を出て、靖国通りの南側にあるさくら通りに入りました。さくら通りの標識と救世軍本営(神田神保町ビル)が目印です。
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50mほど先にある西塚ビルの1階・2階にあるレストランが今回の会場、タイ料理店「ムアン・タイなべ」でした。A6出入口から徒歩約1分の近さです。ちなみに、「ムアン・タイ」はタイ語で「タイの国」を意味します。
 
 

そして、「ムアン・タイなべ」の近隣に集まるエスニック料理店、インド料理「マンダラ」、シンガポール・マレーシア料理「マカン」、タイ料理「メナムのほとり」はすべて同じ会社(その名も東インド会社ならぬ西インド会社)が運営しているようです。
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白い化粧タイルと褐色の石板を組み合わせたファサードと大きなガラス窓が側面を覆う現代的な外観はタイ料理店らしさをあまり感じさせません。
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写真入りのメニューが置かれた台の脇にはシャム(タイ原産の猫)が控えていました。
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しかし、一歩店内に入ると高級感があるタイ風の内装が落ち着いた雰囲気を醸し出し、高い天井と大きなガラス窓が解放感を与えてくれます。そして、静かに流れるジャス音楽も心地よさをさり気なく演出していました。4人掛け用テーブルがいくつか配置された1階フロアはコンパクトな印象ですが、2階を含めた総座席数は80席もあるそうです。ちなみに、ランチ時は分煙、ディナーでは禁煙とのこと。
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この日の幹事さんが選んだのは「タイスキ・コース」(3000円、飲み放題付き4500円)。飲み物は体調を考えて別途注文することになりました。まず、タイで一番売れている豹柄ビールのLEO/リオとライオン柄の高級ビールSINGHA/シンハを「とりあえずビール」に選び、3か月ぶりの再会を祝いました。ちなみに、タイのビールにはもう一種類、象柄のChang/チャーンがあります。なお、写真がアトピンになったことをご容赦ください。
 
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唐辛子と酸味がよく効いた「春雨のサラダ 」(ヤムウンセン)は見た目の美しさとは裏腹にとてもホットであり、3人の参加メンバーはいずれも少し取り分けただけで、あとはスルーする破目(はめ)になりました。
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コースの説明にある「青パパイヤのサラダ」に代わって出された「鶏挽肉と野菜(パプリカやタマネギなど)の辛し炒め」(パットプリッグガイ)は中華料理に似て食べやすい料理です。
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メイン料理は「タイスキ盛り合わせ(20種)」です。店のスタッフが煙突のついた丸い鍋をテーブルの電気コンロ上にセットして、飾り切りの大根を入れた水を加熱し始めました。
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鍋に続いで、具材を盛ったバスケット、タレが入った容器、そして取り皿などが置かれたため、テーブルの上はすっかり埋まりました。
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店のスタッフがテーブルの脇に立ちながら調理してくれました。エビのすり身/白身魚のすり身/イカのすり身をそれぞれ丸くまとめた肉団子(つくね)・白身魚の切身・イカの詰め物(魚のすり身)・パクチーの魚肉巻き・白菜・エノキ・キクラゲ・空芯菜などを次々と鍋に入れます。ほどよく煮えたタイミングで各自が柄のついた小さな金網で取り分けて、唐辛子などが入ったタレを付けて食べました。タレの量は好みに応じて調整できますから安心です。具材を鍋に入れた時に写真撮影することを失念しましたので、食べログのサイトから引用させてもらいます。
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ここで薀蓄(うんちく)です。タイスキはタイのすき焼きという意味ですが、すき焼きとは調理方法が異なりますから、中国発祥の火鍋の一種と呼ぶべきでしょう。(注、坂本九さんの歌「上を向いて歩こう」が「スキヤキ」の曲名で世界的にヒットしたことでタイ人がスキーヤキー/略称:スキーと命名したとされる) また、日本料理のしゃぶしゃぶでも煙突付きの鍋が使われるのは、大阪のスエヒロ(注、諸説あり)が戦後まもなく火鍋用の鍋を使うしゃぶしゃぶ料理を考案したからなのです。つまり、炭火が入った七輪で調理(加熱)する場合、火鍋の煙突状の構造は火気を強める効果を生みます。(注、原型の火鍋は中央の煙突状の部分に炭火を入れた)  したがって、鍋の形が似ているからといって、タイスキをタイ風しゃぶしゃぶと呼ぶのも適切な表現とは言えないようです。むしろ、水炊きの方が相応しいと思います。

 

タイスキを食べている間に飲み物が焼酎やワインに変わりました。
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鍋の中が一段落すると薄切りのブタ肉と野菜が追加されました。頃合いを見計らって、シラタキとタイ麺(米麺)を自分たちで追加。しかし、具材がかなり多いため、豆腐と薄切りの牛肉は残すことに!
 
後で気が付きましたが、食べログとホットペッパーに掲載されたコースの内容説明にある前菜とデザートはなぜか配膳されませんでした。ただし、ぐるなびには前菜の記載がありません。一方、デザートについては メイン料理を食べきらずに会計を依頼したため、提供されなかったのかもしれません。

 

タイ料理のコースとタイビールを楽しんだ今回の飲み会は予定を越えた2時間半後にお開きです。
 

 

[付録] タイ料理について豆知識

 

タイ料理は香辛料、香味野菜(ホムデーンなど)やハーブ(パクチーなど)を多用し、辛味・酸味・甘味などを多彩に組み合わせた味付けが特徴ですが、日本と同様、地域によって違いがあるようです。

 

タイ北部は隣国ミャンマーに近いことで、脂っこい料理(餃子などの揚げ物)や火鍋・モツ煮・肉マンなど、ハーブともち米に合う料理が多いとされます。

 

一方、タイ南部はマレーシアに近いことで、豊富なシーフードを食材とし、ターメリックやカルダモンなどのスパイスやココナッツミルクを使った、香りが良くて辛い料理が多いようです。
 
   

住所: 東京都千代田区神田神保町2-13 西塚ビル1・2F

電話: 03-3239-6939
URL:
 https://tabelog.com/tokyo/A1310/A131003/13000294/(食べログ)

     https://r.gnavi.co.jp/a611500/(ぐるなび)

     https://www.hotpepper.jp/strJ000004485/(ホットペッパー)

2017年2月17日 (金)

鉄板焼き・お好み焼きの店「らんぷ」(恵比寿西二丁目)

東京メトロ日比谷線の恵比寿駅で下車、恵比寿駅前交差点から恵比寿西一丁目交差点方面へ歩きました。恵比寿西は恵比寿駅東口にある複合施設の恵比寿ガーデンプレイスとは異なる雰囲気の店舗が並んでいます。200mほど先の恵比寿西一丁目交差点を通過して3番目の路地(エレガンテヴィータの角)へ左折すると、コンクリートの打ちっぱなしの小さなビル(エビスダイカンイースト)がありました。恵比寿駅から徒歩6-7分。名前から分かるように恵比寿駅と東急・東横線代官山駅のほぼ中間地点にあります。
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この日の飲み会は同ビルの2階にある鉄板焼き・お好み焼きの店「らんぷ」で開催されることになりました。ちなみに、恵比寿の店が選ばれたのは「ニャーベトナム本店」(2007年)と「恵比寿ビアステーション」(2011年)に続いて今回で3回目です。

 

無垢材の大きなドアを開けて階段を上がると、その先にも同じデザインのドアがあり、打ちっぱなしのコンクリート壁と木目が不思議に調和していました。店内に入ると、正面に大型の鉄板調理台と対面するL字のカウンター席(8席)が並び、左手奥には4人掛けのテーブル席が2卓と6人掛けのテーブル席が1卓の14席、総計22席が配置されています。外観とは打って変わり木のぬくもりを感じさせるインテリアです。
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幹事さんは「らんぷコース」(3800円)を考えていたようですが、フロア係の男性から「本日のおすすめ!!」を組合せた「お任せコース」(3800円)を勧められたメンバー全員がその提案に同意。この日は予約が多く、2時間を目途にしてほしいとの説明も続きました。
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付け出しの「冷製グリーンスープ」が日本酒の升に入れられて配膳
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次いで陶器製容器に入れられた「らんぷサラダ」はドレッシングとよく混ぜて食べるようにアドバイスされました。
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「サーモンのカルパッチョ むっちゃイクラのせ」(一品をシェア、以下同様)
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明石産のタコが添えられた「宮城県産カキのソテー」は塩でいただきます。
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「厚切りベーコンとたもぎ茸(たけ) カブ(蕪)のオリーブオイル炒め」 注、もたぎ茸は鮮やかな黄色の傘が特徴であるキノコで、北海道では一般的な食用キノコ
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「しいたけの鉄板焼き アヒージョ風」 はアツアツです。 注、アヒージョ風とはニンニクとオリーブオイルが使われているという意味か?
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飲み物は「取り合えずビール」からワインや焼酎に変わりました。

 

野菜の上に盛られた「サーロインともも肉のステーキ」
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〆のメニューは小ぶりの「スペシャルお好み焼き」です。店員さんが切り分けてくれました。
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削り節と青海苔をたっぷりかけた「お好み焼き」は、柔らかい食感が印象的で、この店が「鉄板焼き」と「お好み焼き」を売りにしていることがよく分かります。お茶を飲みながら満腹感(満足感)を味わいました。
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テーブルには加熱した鉄板がありますが、上記のメニューはすべてカウンター席に対面する調理用の鉄板を使ってコックさんが焼いたものを保温する目的でした。客がそれぞれの鉄板で焼くよりも迅速かつ最適の焼き具合で各メニュー(全8品)を食べることができるシステムは鉄板焼き店ならではで、店員が焼いて客に提供することが主流である大阪のお好み屋と同じといえます。注、「らんぷ」は大阪系鉄板焼き

 

清潔感が溢れるインテリアとゆったりした客席のレイアウト、配膳する手際(気配り)の良さ、そして程良い焼き加減の鉄板焼き料理とお好み焼きをタイミング良く提供してくれますから、知らずしらずの内に完食してしまいました。ちょうど2時間が経過したところで伝票がテーブルに置かれました。金額は1人約6000円。恵比寿駅から少し離れた閑静な場所にありますが、味とサービスは申し分なく、人気店であることを十分実感しました。

 

住所: 東京都渋谷区恵比寿西2-10-8 エビスダイカンイースト 2

電話: 050-5869-9178 (予約専用番号) 、03-6416-3633 (お問い合わせ専用番号)

URL: http://r.goope.jp/teppan-lamp/top(ホームページ)
    
https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130302/13153897/(食べログ)

2016年11月20日 (日)

ベトナム料理店「ハノイのホイさん」(渋谷店)

JR渋谷駅の西口を出て、玉川通り(国道246号)に架かる横断歩道橋を渡り、桜丘町の坂道を上がると、日本経済大学東京渋谷キャンパスの向かい側にベトナム料理・フォーの店「ハノイのホイさん」がありました。1年前に利用したインドネシア料理店「アユン・テラス」へ向かう途中です。ちなみに、この店の名の由来は、5年前に開店するに当たって貢献してくれたハノイに住むホイさんという人への感謝を込めているそうです。昨年、目黒に姉妹店(2号店)が誕生しています。
 
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店先には「ディナー・メニュー」の立て看板があり、
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店の左手には「ベトナムの各種ドリンク」を地図上に表示したパネルが掲げられています。
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予約した午後6時が近づきましたのでスライド・ドアを開けて中へ入ると、左手には厨房があり、右手に長く伸びる客席(テーブル席:24席、カウンター席:10席)がある店内は、ベトナム風のインテリアが施され、天井からは「ホイアンのランタン」が 壁面にはベトナムの写真(注、左端は世界遺産のハロン湾と思われる)が掲げられていました。注、ホイアンはベトナム中部にある世界遺産に登録された古い港町で、鎖国されていた江戸時代にあっても日本人町があった
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とりあえず、「ビア・ハノイ」(BIA HANOI、ハノイビール)で乾杯しました。日本のビールとは異なる味ですが、マイルドで日本人にも飲みやすいビールです。
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この日に予約したのは「ハノイコース(全9種)」(3500円)。最初に出された「エビの生春巻き」(ゴイ・クォン)はベトナム料理を代表するひとつであり、味の美味しさはもちろん、見た目が一番の勝負ポイントとされます。断面の美しさを見せる日本料理の太巻き寿司や手巻き寿司と同様です。そして、春巻きの皮となるライスペーパー(米粉製シート)が生であることが特徴です。一人前の皿には他に「蒸し春巻き(バンクオン)」(右)と「キノコのマリネ」(上)が添えられていて計3種。もちろん、ベトナムには日本で一般的な「揚げ春巻き」(南部地方:チャー・ゾー、北部地方:ネム・ザン)が一番人気があるようです。ちなみに、つけるソースはスウィートチリソース。
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「豚肉の揚げ春巻き」(三人前)は、まずレタスで包み、好みに応じて酢を加えた魚醤(ニョクマム)のタレをつけて食べるようにベトナム出身の女店員からアドバイスされました。
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「あさりとパーナ貝(注、ミドリイガイ属の二枚貝)のレモングラス蒸し」(三人前)
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「ベトナム・ワイン」を試してみました。戦前はフランスの植民地であったことからベトナムではブドウの栽培が行われましたが、最近はそのブドウを使ったフルーツワイン造りが盛んになっているそうです。ちなみに、ベトナムはコーヒーの産地としても東南アジアではインドネシア・ラオス・カンボジアに次いで人気が高まっているようです。(サイゴン・コーヒーの記事を参照)
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レタスで包んで食べる魚介がたっぷり入った「バインセオ」(ベトナム風お好み焼き、三人前)
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「ベトナミーズ・ビーフカツレツ」(パクチージェノベーゼ添え、三人前)のカツレツは見た目通りにやや脂っこく感じました。注、ジェノベーゼはパスタによく使われるイタリアのバジルベース・ソース
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「お好きなミニフォー」はトッピングする具を牛肉/鶏肉/海鮮/豚肉などから選ぶことができます。写真はこの店で一番人気の「牛肉のフォー」(フォー・ボー、一人前)です。ちなみに、目黒店の「鶏肉のフォー」(フォー・ガー)はTBSテレビの番組「新・チュウボーですよ!」(8月13日放送)で取り上げられたとのこと。
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「黒ごまだんごのチェー」(一人前)はココナツミルクと牛乳をミックスしたものに黒ゴマ団子を具材として入れたデザート(スイーツ・ドリンク)です。出されたチェーは冷たいタイプでした。ちなみに、具材としてはフルーツ・豆類・イモ類など様々なもの(例、バナナ、タピオカ、白玉団子、ハスの実、ピーナッツ、サツマイモ、寒天など)が使われるようです。
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いずれもベトナム料理らしい薄めの味付けで食べやすいものでした。だだし、品数が9種と多いため、「ベトナミーズ・ビーフカツレツ」はほとんど手が付けられません。それでも、その次に配膳された米粉麺を使った「ミニフォー(ライスヌードル)」は、この店の売りメニューであり、参加者に一番好評だったようです。できればビーフカツレツの代わりにフルサイズのフォーだとより満足度が上がったと思います。また、各料理に私が苦手なパクチーが気にならない程度にしか添えられていなかったことも幸いでした。店を出る午後9時ころには若い女性客で満席の状態になっていたのは、ベトナム料理が美味しいくて、かつヘルシーであるとの認識が広がった証左でしょう。

 

住所: 東京都渋谷区桜丘町17-6 協栄ビル

電話番号: 050-5570-3412 (予約専用番号)、03-3464-8450(問い合わせ専用番号)

URL: http://www.hoi-san.com/(ホームページ)

https://tabelog.com/tokyo/A1303/A130301/13126583/(食べログ)

2016年8月21日 (日)

銀座の秋田郷土料理店「ハタハタ屋敷」

東京メトロ有楽町線の有楽町駅で下車しD8出入口を出て、JRのガード下を抜けると、目の前にある東京高速道路の高架下を利用した銀座インズ2がありました。その地下一階の一番奥(JR有楽町駅中央口寄り)に今回の飲み会会場に選ばれた「ハタハタ屋敷」を見つけました。
 
名前から分かるように秋田の郷土料理と地酒を提供する店です。店の外装は昭和の居酒屋をイメージさせるもので、店名が書かれた大きな提灯が店先の左端にあって良い目印になっていました。
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店内に入ると漁をする風景を写した写真パネルが何枚も飾られ、その上方には地酒のラベルも多数貼られ、壁際には地酒のボトル(一升瓶)が並んでいました。ほとんどがテーブル席(約30席)ですが、開運の「なまはげの面」が飾られた厨房に面したエリアだけはカウンター席になっています。
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今回の幹事さんが選んだメニューは「比内地鶏水炊き・錦牛ステーキ美食会席11品」(2.5時間飲み放題付で5,000円+税)。 大いに期待できそうです。

食前酒の「日本酒仕込み 高清水梅酒」はやや甘みが強いものの、口当たりの良い梅酒です。甘い味の割に色がほぼ透明に近いところから黄ザラメや赤ザラメではなく氷砂糖が使われているのかもしれません。
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先付の「ハタハタ寿司(ハタハタ漬けのこと)」と「ハタハタおろし」(すり身を餅状にしたもの?、ワサビ添え)を肴(さかな)にとりあえず生ビールで乾杯です。
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冷菜は「とんぶり(ホウキソウの実)と芹(せり)のクルミローストサラダ」
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刺身(本日の三点盛り)
 
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焼物は「ハタハタ(雷魚、鰰)のへしこ(糠漬)焼」と「比内地鶏(ひないぢどり)の砂肝串(すなぎもくし)」です。メニューに書かれていた色取りと口直し用の「はじかみ(芽生姜の酢漬け)」はどこですか? 生ビールの次はメンバーの好みに応じて焼酎・清酒・ワインなどに分かれました。
 
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中皿の「秋田錦牛 サーロイン ロースト」は甘みのある脂身と癖のない赤身がほどよくバランスした柔らかいサーロイン(腰の上部にあるロース肉)です。山葵(わさび)を効かせてオニオンスライスと一緒に食べると、思わずお替りがしたくなる美味しさでした。ちなみに、秋田錦牛は秋田県産ブランド黒毛和牛。
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次いで揚物の「比内地鶏の手羽先唐揚げ」と「獅子唐ばっけ味噌 鋳込み」が配膳されました。前者は皮に歯ごたえがあり、身の柔らかさとの対比が楽しめました。後者は「シシトウ」に「ふきのとう味噌」を射(鋳)こんで(詰めて)揚げたものです。
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酢物は高級食材(水生植物)で健康食品の「じゅんさい」「茄子(なす)」「ギバサ(海藻のアカモクのこと)」「生姜酢(しょうがす)の糸削り」が入っています。「じゅんさい」は好き嫌いが分かれますが、ヌルヌルが苦手な筆者は・・。
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メインの鍋物は「比内地鶏(ひないぢどり) 白濁水炊き鍋」で、店員さんに教えられた通り、豆腐・茸(きのこ)・野菜の順に鍋に入れました。 注、比内地鶏のガラで作った白いスープを使った鍋料理
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具を食べ終えたところで〆物の秋田名産稲庭(いなにわ)うどん(香川・讃岐うどんと群馬・水沢うどんとともに日本三大うどんと称される)が鍋に投入されました。 注、水沢うどんの代わりに、長崎・五島うどん、富山・氷見うどん、あるいは名古屋・きしめん、とする異説あり
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次の写真はそれを小鉢に取り分けたところ。三大うどんのなかで稲庭うどんが一番好きな筆者には至福の時が訪れました。
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秋田の漬物である「燻(いぶ)りがっこ」 注、「がっこ」は秋田弁で漬物を意味する
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甘味は「本日のアイスクリーム」と柔らかく独特の食感がある秋田名物の「バター餅」
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多彩な料理(11品)はいずれも美味しく、メンバーの食欲を刺激したようで、すべて完食してしまいました。また、話題が多い時期でもあり、会話が大いに弾んで、今回の飲み会は2時間半以上にも及びました。ちなみに、「竹輪会」で秋田料理が選ばれたのは7年前の「なまはげ六本木店」に次いで2回目です。 
 
住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座西2-2 銀座インズ2 B1

電話番号: 050-5789-5264

URL: http://r.gnavi.co.jp/g887409/

      http://tabelog.com/tokyo/A1301/A130102/13118104/

2016年5月27日 (金)

北海道料理「札幌銀鱗 ラゾーナ川崎店」

メンバーのスケジュールが合わなかったため、久しぶりの飲み会になりました。そして、事情があってこの数年参加できなかったメンバーも顔を見せた今回の会場として幹事さんは珍しいことに川崎駅に隣接する「ラゾーナ川崎」の4階/プラザイーストにある「北海道料理 札幌銀鱗 ラゾーナ川崎店」を選びました。10年前に東芝の堀川町工場跡地に造られた「ラゾーナ川崎」は、ファッション、グルメ、シネコンなど約330の専門店で構成された大型商業施設で、家電量販店のビックカメラも大型店舗を出店しています。

 

4階にあるレストラン/グルメ街(ビックカメラ寄り)にある「北海道料理 札幌銀鱗 ラゾーナ川崎店」は名前通りに北海道の魚介料理を提供する総席数67席の居酒屋です。入口に近い小さな個室が用意されていました。今回の幹事さんがこの店で選んだのは「札幌銀鱗 季節のご宴会5000円プラン(飲み放題付き)」です。実は、「牡蠣(かき)料理の食べ放題」にしたいと考えたところ、そのメニューは残念なことに先週(5月18日)までだったとのこと。

 

とりあえず注文したビールを持ってきた店員さんが土鍋をガスコンロに載せて火を付けてくれました。「とりあえずビール」で乾杯した後は、久しぶりに参加したメンバーを中心に四方山話に花が咲いていると、先付「北海道産平目の昆布〆~うにソース掛け~」、造里「刺身四種盛り」、焼物「すずきのポワレ バジルソース掛け」が次々配膳されました。しかし、テーブルが4人掛けにしては小さいうえ、土鍋が載ったガスコンロがスペースを占めているため、様々な料理を盛った皿がテーブルから溢れることに。
 
湯気が出始めた土鍋に、シイタケ、白菜の芯、同じく葉、シメジ、豆腐の順に具材を入れました。イリゴマ、大根オロシ、モミジオロシなどの薬味は共通の皿に用意されていますが、ポン酢やゴマダレは見当たりません。鍋の中のスープを薬味とともに深い取り鉢に入れ、それにしゃっぶしゃぶした「ラム肉」をつけて食べたメンバーのひとりは味が薄すぎるというのです。それではと、幹事さんが「タレ」を要求すると「ポン酢」が出てきました。「ゴマダレ」は用意していないとのこと。「ポン酢」だけでもなんとか「ラムしゃぶ」らしい味に変わりましたが・・。
 
最初の写真は空になった土鍋です。飲み物もビールから、清酒、焼酎、ワインにバラケました。
 
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ほぼ売り切れた「刺身四種盛り」
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「すずきのポワレ バジルソース掛け」
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最後は、揚物「白魚の唐揚げ」と食事「かにとサーモンの巻き寿司~いくらこぼし~」が配膳されて、フィニッシュになりました。ちなみに、飲み放題のラストオーダーは2時間の持ち時間が終わる30分前でした。
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今回は落ち着いて写真を撮影する余裕がなかったことで、配膳された状態での写真はほとんどないことをご了承ください。ちなみに、今回はiPhone 5で撮影しました。
      
 

予定時間を20分ほど過ぎたところで店側からストップがかかったため、いつもより早めのお開きになりました。筆者の個人的な感想ですが、魚介料理とラムしゃぶを組み合わせた宴会メニューには統一感がなく、味もいまひとつだったように思います。やはり、幹事さんが最初に考えたというカキ鍋との組み合わせであれば、宴会メニュー全体の印象がずいぶん変わったかもしれません。

 

住所: 〒212-8576 神奈川県川崎市幸区堀川町72-1 ラゾーナ川崎プラザ4F

電話: 044-874-8506

URL: http://r.gnavi.co.jp/gcn6400/

2015年11月22日 (日)

カキ酒場「北海道厚岸 日本橋本店」

東京メトロ・半蔵門線三越前駅を下車して、日本橋を渡り、日本橋高島屋方面へ歩きました。高島屋の向かいにある日本橋南郵便局の角を右折して脇道に入ると、郵便局の大きなビルにもたれ掛るような細長い雑居ビル(日本橋テイトビル)が見つかりました。1階はドトールコーヒー店ですが、目的の店は地下1階にあるカキ酒場「北海道厚岸 日本橋本店」です。
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エレベーターあるいは狭い階段のいずれも利用できます。階段の正面には宣伝用POP「厚岸(あっけし)の牡蠣 それは日本一の牡蠣」が貼られていました。入口脇に網に入れられた牡蠣(かき)の殻(から)が飾られていました。
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その奥には厚岸町を紹介するパネルも掲げられ、段差が複雑にあるため注意書きも貼られていました。入口脇にある丸椅子に座って飲み仲間の到着を待っていると、飛び込み客(2人連れ)は店員に『今日は予約客で満席だ』と入店を断られ、『次回に使ってほしい』との言葉とともにサービス券を手渡されました。やはり、丸椅子が2-3客置かれていることで推測されたように人気店思われます。私の存在に気づいた店員は『予約されたお客様ですか?』と声を掛けてくれました。名前を告げると、『段差がありますから足元に注意してください』と店内に案内されました。店内通路の突き当り、4人掛け席でした。

 

ほどなく残りのメンバーが到着。この日は都合の悪いメンバーが複数あり、わずか3名の飲み会になりました。とりあえず、「生ビール」で乾杯。ジョッキーの横に写るのは先付け(お通し)として出された「蟹のスープ」です。
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コースメニューは4名以上でないと予約できないため、別の店員から説明を受けたメニューを見ながら、いくつか注文しました。
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幹事さんから注文役を仰せつかった私は、まずこの店の売りである牡蠣(かき)のメニューから「まるエモン(Lサイズ)」(490円+税)を注文しました。私は「生」、他の2人は「焼」を選びました。ちなみに、牡蠣をはじめ、あさり・ほたて・うに・ほっきは、「えもんシリーズ」として厚岸産だけに与えられる信頼のブランドで、サイズは重量(Lサイズは80g以上~120g未満)で決められているようです。
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真ん中のサイズである「Lサイズ」でも十分な大きさで、私は瑞々(みずみず)しい味に満足。「生」には氷、「焼」には塩が敷かれています。
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そして、私が好きな「特大!!ホッケ」(1590円+税)も。小さくなった最近のホッケとは比べ物にない大きさで、店員さんによれば3-4人分はあるとのこと。

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幹事さんが選んだ「カキフライ」(1個360円+税)は「カキ塩」で食べるそうです。
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珍しい名前の「北海道ラーメンサラダ」(690円+税)も注文。サラダといっても汁なしラーメンのようにたっぷり入った麺とトッピング類を3人で取り分けて食べました。なかなかの味です。
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私が興味を持った「自家製レアチーズ豆腐」(490円+税)にクラッカーが付いていたことで他の2人は驚いていましたが、一口食べて『これはうまい!』を連発しています。この辺りで飲み物を生ビールからとうもろこしの「とうきび焼酎」(490円+税)へ切り替えました。
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そして、「ホタテ・バター醤油焼きガイ」(1個390円+税)
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 「コマイの一夜干し(2尾)」(390円+税)は人数に合わせて一尾追加してもらいました。ちなみに、コマイ(氷下魚)はタラ(鱈)の仲間で、名前の由来は厳冬期に氷を割って漁獲(氷下待ち網漁)したことからとされるそうです。
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あれこれ酒のつまみのようなものばかりを注文したため、気がつけばメンバー全員はほぼ満腹になり、幹事さんがメインにと考えていた「牡蠣蒸わっぱ飯」(890円+税)と「石狩鍋」は別の機会に譲(ゆず)ることになりました。 まだ2時間しか経過していませんが、お酒もこれ以上は進まないことで意見が一致、一次会はお開きにすることになりました。会計は何と一人3,000円弱と格安です。

 

もし、再度この店で飲み会を開くことがあれば、「牡蠣と鮭の石狩鍋」が入る「厚岸町コース(全10品)」(4000円)あるいは幹事さんがあるという「石狩鍋(単品)」と「牡蠣蒸わっぱ飯」を中心にアラカルトから何品かを選びたいと思います。ちなみに、「わっぱめし」とは杉や檜の木を曲げて作る曲げわっぱに飯とおかずを入れて蒸し上げる料理で、会津若松の名物料理です。とはいっても、幹事が持ち回りであるこの飲み会では同じ店を利用したことはこれまでに「北海道」(渋谷駅前店)の一例(2012年2015年)しかありませんが・・。

 

盛り上がった話は1階の「ドトールコーヒーショップ日本橋2丁目西店」に移ってからも1時間近く続きました。「参加者数」「費用」および「会場間の移動」が最小に収まるコンパクトな飲み会になりました。そして、いつもより早い午後9時少し前に、すぐ近くの東京メトロ・銀座線日本橋駅から帰路につきました。

 

住所: 〒103-0027 東京都中央区日本橋2-2-15 日本橋テイトビルB1

電話: 03-5255-4220

URL: http://www.funfunction.co.jp/shopinfo/akkeshi/nihonbashi/

 

2015年8月22日 (土)

インドネシア料理の「アユン・テラス」

JR渋谷駅を降りて西口側のバス・タクシー乗り場方面へ出ました。モヤイ像がある場所です。さらに、国道246号に架かる横断歩道橋を越え、桜丘方面へ向かう急な坂道を上がると、右手には渋谷区文化総合センター大和田の屋上にプラネタリウムの球形ドームが・・。 

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道幅が狭くなった場所に目的の場所がありました。「アユン・テラス」は本格的なインドネシア料理が食べられるレストランで、女性グループやカップルの客に人気があるようです。ファサード(店の正面のデザイン)はエキゾチックで、大きな鉢に植えられた植物も南国を連想させるもので、店の内装にも興味が涌いてきました。
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入口を入ると、茶系統の内装が落ち着いた雰囲気を醸し出しており、籐製と思われる椅子がそれにマッチして、インドネシア(バリ島)いるような気分にさせてくれます。ちなみに、席数が40席、完全禁煙とのこと。テーブル席だけではなく厨房に面したカウンター席もありますから、お一人様でも気兼ねなく利用できる店です。店内の一部だけを写したため広さが分かりにくいのですが、間口の割には手狭感を感じさせない空間がありました。 
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今回予約したメニューは宴会プランの中から選んだ「バロンコース(7品)」(3580円)。コースの内容は以下の通りですが、メニューに記載された順番とは少し異なっていました。
 

メンバーが揃ったところでインドネシアを代表するビール(Bir)の「ビンタン(Bintang)」で乾杯していると、「クルプック(kerupuk)」(えびせんべい)が配膳されました。クルブックはキャッサバの根茎(芋)から採った澱粉(タピオカ)に海老・蟹あるいは魚のすり身や・野菜を混ぜ合わせ、薄く伸(の)して乾燥させたインドネシアのスナックです。食感と味が日本の「かっぱえびせん」によく似ていて、手が止まらなくなる美味しさ。ちなみに、クルップはインドネシア語で「せんべい」を意味します。
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ついで、「ルンピア(Loempia)」(小エビと野菜の揚げ春巻き)です。ルンピアはインドネシア語で「春巻き」のこと。
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3番目の「チュミチュミ ゴレン サユール(Cumi-cumi Goreng Sayur)」は、ピリ辛、イカと野菜の炒めものです。チュミチュミはイカ、サユールは野菜、ゴレンは油で揚げること、を意味するインドネシア語。
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さらに、「サテ チャンプール(Sate Campur)」はこの店で一番人気であるインドネシア風串焼き。チキン、マトン、ビーフの3種類がミックスされていました。(写真左から) 甘辛いタレは日本の焼き鳥とはかなり違いますが、コッテリした濃い目の味はビンタンビールと合いました。『人気があるメニューだそうですね』とスタッフに水を向けると、『そうです。でも調理にはかなり時間がかかります』の言葉が返ってきました。
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飲み物をインドネシアの焼酎である「アラック」(Arak of Bali、ココシュガーを発酵させたもの)、赤ワインのグラス、パインジュースに変更したころに変えると、「タフゴレン(Tahu oreng)は「甘辛とうふ揚げです。ちなみに、タフは豆腐、ゴレンはたっぷりの油で炒める調理法を意味します。有名なインドネシア料理であるナシゴレン(Nasi Goreng、焼き飯)やミーゴレン(Mie Goreng、焼きそば)にもゴレンの言葉が使われていますが、これらは少量の油で炒めたものですから、油で炒めるを意味する言葉のメンゴレン(Menggoreng)とするべきだと思いますが、インドネシアではそんな屁理屈(へりくつ)を気にしないのかもしれません。講釈はさて置き、日本の厚揚げによく似ていて、とても食べやすく美味しい料理です。
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ルンダンサピ(Rendang Sapi)は牛肉のスパイス煮(パダン風)です。とろとろに煮込まれた牛肉と清涼感あふれるスパイスの味に特徴があります。これも美味しいのですが、メンバー全員が満腹になってしまったため、半分ほど残してしまいました。
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最後に、インドネシア風ピクルスの「アチャール(Acar)が小鉢で出されました。キュウリとニンジンを小さな賽(さい)の目にカットしたこの漬物は、日本のように塩味でも酢味でもなく、シャキシャキ感のあるさっぱりした甘味で「口直しに最適でした。
 

この店のシェフはインドネシア・バリ島の出身者で、以前日本のレストランで働いた経験があり、再来日したそうですから、「アユン・テラス」は掛け値なしで本格派のインドネシア(バリ)料理でした。メンバーの全員がインドネシア料理に大満足したようです。ちなみに、一人当たりの予算5000円をほんのわずかにオーバーした料金もリーズナブル。
 

2時間余り滞在した「アユン・テラス」を出ると小雨が降り始めていました。
 
 

住所: 〒150-0031 東京都渋谷区桜丘町2012 ル・カルティエ桜丘1F

電話: 03-5458-9099

URL: http://www.ayungteras.com/

2015年5月22日 (金)

三軒茶屋のビオワイン食堂「ビオテカ」

東急田園都市線の三軒茶屋駅から世田谷通り(都道3号)に出て環七通り(都道318号)方面へ歩くと、10分ほど(約800m)で環七通りとの交差点のすぐ右手前にあるマンション”CYNTHIA FOUR-D”の角に”bioteca”(ビオテカ)の看板を見つけました。シンプルな看板があるだけですから、日が暮れると照明灯があるとはいえ看板の存在を見過ごし、通り過ぎてしまうかもしれません。 
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路地に入った奥の方に地下1階へ下りる階段を見つけました。小さな黒板に手書きされたメニューがワイン樽の上に置かれていますが、目指す「ビオテカ」のほかにイタリア居酒屋“Donna”(伊酒屋ドンナ)と客自身がライブ演奏を楽しめる”Radio Days”(ラヂヲデイズ)という店があるようです。 
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さっそく階段を下りると、右手のドアに"bioteca"の看板が目に入りました。 
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イタリア料理の「ビオテカ」(Bioteca)は開店して1年余りの「ビオワイン食堂」と自称しています。ちなみに、ビオワインとはできるだけ自然のままの製法(有機農法・天然酵母を用いた醸造・無添加・無調整)で作られた自然派の(ビオな)ワインです。そのワインに合う季節の食材を使ったイタリアとフランの郷土料理を提供するのが店のポリシーのようです。そして、「テカ」はイタリア語で店の場所を指す接尾語です。

 

白い壁と古材を組み合わせたインテリアは落ち着いた雰囲気を演出しており、しかも茶系統の調度品とも自然に調和しています。
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壁面には漢字と言葉を使った遊び心が! 
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オープンスペースの店内にはカウンター席を含めて26席。奥の壁に掲げられた黒板にメニューが手書きされていました。 
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メンバーがそろったところで、「とりあえずビール」で乾杯。 
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この日、幹事さんが予約したのは「ディナーB」(3500円)でした。ワインは店内にズラッと並べられた豊富なメニューから選べますが、珍しいことに持ち込み(BYO)の可能で(1本2000円、2本目~1500円)とのこと。それに合うワインをお任せで注文すると、フランス製の白ワインが出されました。かすかに甘みが感じられる爽やかで飲みやすい白ワインでした。

 

まず、パンとともにに出されたのは生ハムと霧島産のハムです。まだ温かいパンに入れられた切れ目にこれらを挟んで食べるようです。 暖かいパンと おいしいハムの組み合わせは「つかみ」のメニューとして十分楽しめました。
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グリーンサラダはさっぱりしています。 
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前菜として出された「白身魚とオリーブのマリネ」も同様に爽やかな味付け 
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「ホワイトアスパラのパルマ風」は、太くて柔らかいのですが、しっかりした味を楽しめました。 
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次いで、意外にもピザが配膳されました。土手がふっくらと盛り上がってモッチリした歯触りがあり、トマトとチーズがたっぷりトッピングされた部分はソフトですから、あえて言えばナポリ風。生地が薄いミラノ風のようにクリスピーではなく、アメリカ風ピザのように具だくさんでコッテリした味ではありませんから、我われ年配者に好まれるタイプといえます。 
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「本日のパスタ」は一見して分かるように和風でした。食べやすいのは良いのですが、和風味はメニューの調和を逸したようで、カルボナーラが大好きな私はこのメニューに少し疑問を感じました。 
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メイン料理は「牛肉のタリアータ(薄切り)」で、ルッコラに似た葉野菜がたっぷり添えられています。味付けはそれまで出された料理とは異なるやや濃い目で食欲が増したようです。添えられた岩塩と一緒に食べると、味はさらに深みを増して私好みになりました。 
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次から次へと出された料理にあっという間に2時間が経過していました。そして、気がつけば白ワインから赤ワインへ切り替えることを忘れ、私は白いワインを2度もお代わりして飲み続けていました。そのためか、プチデザートとしてのコーヒー(あるいは紅茶)が出されることはありませんでした。ちなみに、料金は一人5100円と予算5000円にニアピン。
 
落ち着いた雰囲気と豊富なワインに囲まれた「ビオテカ」はこの夜に客が少なく店内が静かで、美味しいワインとカジュアルな料理を落ち着いて楽しめる期待通りの空間でした。
 

 

住所: 東京都世田谷区若林117CYNTHIA FOUR-D B101

電話: 03-6450-8494

URL: http://www.bioteca.jp/

2014年8月25日 (月)

キリンシティプラス東京銀座店

東京メトロの銀座駅で下車してA9出入口から地上に出ました。銀座木村屋銀座本店、山野楽器銀座本店、真珠のミキモト本店前を通り過ぎた銀座3丁目交差点(アップルストア銀座の手前)で左手に折れ、松屋通りに入りました。50mあまり先の右手にある文祥堂銀座ビルが目的地です。

 

地下1階と地下2階がコナミスポーツクラブ、地上1階には女性向けファッション雑貨の”Papillonner”(パピヨネ)銀座店、そして2階にはノリタケ銀座店などが入店しています。歩道に向けられた立て看板と2階にある照明看板を確認して、螺旋階段を上がりました。「こだわりの料理と樽生ビール・ワイン・ウイスキー・カクテル」が売りのキリンシティプラス東京銀座店が今回の飲み会の場所に選ばれたのです。ちなみに、キリンシティはキリンビールのグループ会社が運営するビアレストランで、全国に約40店舗あるようです。
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とりあえず樽ビールの「一番搾り」で乾杯しました。樽生ビールはドイツ伝来の「3回注ぎ」という特別な注ぎ方をすることで、きめの細かい泡がきれいに盛り上がっています。今回の幹事さんが予約したコースは「蟹も和牛も! 満足プラン9品、飲み放題付」(5000円)。まず配膳された「前菜3種盛り合わせ」は、タラとタマネギのマリネ、ポテトサラダ、塩味のポークの組み合わせでした。
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「焼きソーセージ盛り合わせ6種」は網焼きされて皮がパリッとして肉汁があふれる多彩な味のソーセージで、クナックヴルスト、ゲルプヴルスト、チョリソ、粗挽きソーセージ、ロングパプリカ、リオナソーセージを味わうことができました。
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「シザーサラダ」にはレタス・生ハム・薄切りバゲットが入っています。
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「さっぱりほぐしタラバ蟹」はカニの旨味を存分に味わえるメニューで、殻から身を取り出す手間がいらないので、ビールにはぴったりです。ホワイトバルサミコベースの「さっぱり酢」につけると味が引き締まります。
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飲むペースの速いメンバーは一番搾りスタウト(黒生)やハーフ&ハーフ(写真)を飲み始めました。
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「季節料理」はピーマンの揚げ物で、ほのかに塩味がします。キリンシティのhpで調べると、これは「遠野パドロン」でした。ちなみに、パドロンはスペイン原産のピーマンで、日本では岩手県遠野市で生産される希少な野菜だそうです。
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ここでプチ薀蓄。ピーマンはシシトウ・パプリカ・トウガラシと同じナス科トウガラシ属の夏野菜ですが辛みの強いものがトウガラシで、弱いものがピーマンと呼び分けます。そして、ピーマンは果実の形状で、ベル型(ほぼ立方体)のパプリカ、長めのシシ型、細長いシシトウ(あるいはシシトウガラシ)に分けられるようです。

 

残念ながらワインが飲み放題メニューに入っていませんので、私は“Hard cidre”(ハードシードル)を注文。リンゴの果実酒であるハードシードルは、アルコール分がビールと同等の5%で、かすかに甘酸っぱさを感じさせる爽やかな口当たりでした。
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プチ薀蓄をもうひとつ。“cidre”はフランス語でリンゴ果汁を意味し、英語では”cider”(サイダー)と呼ばれますが、その果汁を発酵させたものが”Hard cider”で、発酵させないものは”sweet cider”と区別されます。ちなみに、日本のサイダー(無色透明の炭酸飲料)は英語では”soda pop”(ソーダポップ)と呼ばれます。日本でサイダーと呼ぶようになった理由は、江戸時代の末期、横浜の租界地でイギリス人が販売したリンゴ風味の炭酸飲料「シャンペン・サイダー」が人気を博し、サイダーが炭酸飲料を指す言葉として定着してしまったのだそうです。

 

イギリスの定番料理である「フィッシュ&チップス」は白身魚のフライとポテトフライ(フレンチフライ)の組み合わせ。タルタルソースまたはホワイトバルサミコで食べます。
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メイン料理の「あか牛の旨塩焼き」はスライスされたミディアムレアのビーフに半分にカットされた焼き玉ねぎとフライドポテトが添えられています。付け合わせの醤油ベースのタレを好みに応じてビーフにかけるとほどよい味になり、玉ねぎも甘さを十分感じさせます。
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「タラバ蟹とクレソンのスパゲティ」は蟹肉とクレソンが入っていますが、見た目通りにシンプルな味付けで、ボリュームのある料理を食べた後でも抵抗なく食べることができます。
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そして、「デザート」のバニラアイスクリームがソーセージ・蟹・赤牛などのコースメニューを爽(さわ)やかさで締めくくってくれました。
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コースメニューは品数が多く結構なボリュームでしたが、若い女性客を意識したようで、全体に薄めの味付けでした。その狙いが見事に当たったようで店内は若い女性のグループで満席状態。我われは窓側の角席でしたが、それでも飲み会メンバーのか細い声は若い人たちの声高な会話にかき消されそうでした。店を出ると外気には昼間の余熱がまだ感じられましたが、店内の喧騒から抜け出したことで銀ブラ気分になり、東京メトロの銀座駅を目指しました。

 

店名: キリンシティプラス東京銀座店

住所: 〒104-0061 東京都中央区銀座3-4-12 文祥堂銀座ビル2F

電話: 03-3562-2593

URL: http://www.kirincity.co.jp/index.html

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